BEATS, RHYMES & LIFE

Hip Hopを中心に、色々な音楽情報(及び私が気になったこと)を載せていこうと思います。

Category: 和訳

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clipping. - Story 2 [和訳]

皆さん、お久しぶりです。
毎週は更新しようと思ってたんですけどねぇ(笑)
今度こそ、今度こそ毎週更新します。多分。きっと。

さて、今回の和訳は、clipping.の曲を。
clipping.ってどんなアーティスト?って人は以前に紹介した記事を読んでいただけたら分かるかと思います。

今回の曲は、去年に発売したアルバム CLPPNG に収録されている、 Story 2 という曲です。その名の通り、曲がちょっとしたストーリーになっています。2分と短い曲ですが、中々興味深い歌詞だったので今回和訳しました。今回は途中ちょっと悩む所があったので、もし「ここってこうじゃない?」みたいな意見・指摘がありましたらドンドン言ってもらえたらありがたいです笑

あ、あと歌詞和訳の最後にちょっと解説します。 では、どうぞ。





[Verse 1: Daveed Diggs]

Godsmack is how the wind feels
神の息吹がマイク・ウィンフィールドの
On the face of Mike Winfield
顔に直撃する
On his way home from the bar where he works
彼は仕事先のバーから帰宅している最中だ
Nights - the worst nights, don't nobody tip right
最悪な夜だ、誰もチップをくれない
And between the marriage offers and the fist fights
プロポーズをする人もいれば殴りあう人もいる場所さ
And if another mother fucker touch his wrist trying to pull him in to whisper
もし誰かが彼の手首を引っ張って話そうとすれば
He ain't making it to midnight
こんな仕事、もう続けないだろう
Don't they know he got a lighter in his pocket
彼のポケットにライターがあることなんてアイツらは知らなかった
A matchbook in his sock and a block full of charred skeletons closeted begging to get out
靴下にはマッチ箱、ブロックの中には黒こげたガイコツが外に出たがってる
He paused cause he's scared of airing out the thoughts
彼は一瞬止まった 自分の思ってる事を人に知られたくなくて怖かったんだ
He can taste it in his mouth the sulfur and bitter carbon
硫黄と炭素を口の中で味わえる
Hearing all the burning bodies shout but no
焼死体が叫ぶのが聞こえるが、ダメだ
That was a full lifetime ago and nobody ever has to know
あれはとうに昔の話、誰も知ってはダメなんだ
He has never told well except Ronald
でもロナルドだけには話してた
But that don't count he was sweet and exactly what he needed him to be at the time
彼は優しく、あの時には本当に必要な存在だったんだ
Wine and candlelight and nice texts at lunchtime
ランチにはワインとキャンドルと楽しい会話
Why had he not called Ron back
でも彼はロナルドとの連絡を断った
Guess there just wasn't a spark
火花だけじゃなかったのかもな
No no musn't joke about these things
いやダメだ、こんな事で冗談なんて言っちゃ
Wouldn't want to disappoint Doc Clark
クラーク先生を失望させたくない
So many hours on the couch
たくさん時間をかけてセラピーを受けたんだ
So many buried memories that take so many tears to get them out
あの時の記憶を忘れる為に涙を流したじゃないか
Water hadn't never been a friend
水なんて友達になったことなんてない
Hold up - where had he seen that car before
ちょっと待て、あの車、どっかで見た事が・・・
Blue Acura dent on the left rear fender
フェンダーの左側がへこんでる青のアキュラだ
Back again the sense of
前にも見たことあるのか
Deja Vu
それとも、デジャヴなのか
Strange things you
変な感じがする
Never shake when you wake up in recovery
こういう時は冷静になるのが一番だ
But suddenly noticing ash is covering his head cause it's raining from the sky
でもすぐに気付いた 灰が彼の頭を覆っている 雨が降ってるからだ
Dials home on his cell phone and gets no reply
家に電話をかけても誰もとらない
What the fuck?
クソッタレが
Where is the babysitter that he overpays
ベイビーシッターはどこにいるんだ
Body takes over and brain becomes disengaged
体と脳が離れていく気がする
Michael is running his house is three blocks away
マイクは走った 自分の家は3ブロック先
Adrenaline compensating for change in age
昔の時のようにアドレナリンが出る
Since the last that he ran it god dammit
最後に出たときは・・・あぁクソが!
Mike knows he gotta get home fast as he can
家にすぐに着かなきゃいけないことを彼は分かってる
Looks up in the sky, glow's familiar
空を見上げる、見たことがある光だ
Knows those families died with similar
今までの家族もこうやって死んでいったのだろう
Awnings and on and on he keeps going
家の日除けが見えてきた、彼はまだ走っていく
Hits the corner just as he hears the explosion
角を曲がった直後に爆発が聞こえた
Screams comes from the house,"Did you get them out"
家から叫び声が聞こえる 「中の人はどうなった!?」
Mike asking came the crowd that gathered round
マイクが家の周りの人に聞いた
Tears running down his face
涙が彼の顔を流れていく
There's that familiar taste
あぁ、知ってる味だ・・・
He wishes it would take him to another place
どこか他の場所に飛ばして欲しいと彼は願った
Son and his baby girl in his home and he can't believe that it's gone in a cloud of smoke
家には子供達がいたのに、今や煙の中に消えたなんて信じたくなかった
And he's choking and running forward and hoping against hope that he might find them alive and well
彼はむせながら家の方に走ろうとした まだ家の中で生きてると信じて
When he knows the results too well and he knows that fooled himself
だけど結果は分かっている 生きてるわけないじゃないか
And he keeps walking toward the house rather what house is still left
家はもう倒れそうになっているが彼はそこへ歩き続けた
No intention of stopping letting the smoke take his breath
いっそ、煙に自分を殺して欲しいと思ったんだ
Some strong arm rocks him aside Mike falls to the ground and cries
そこに誰かがマイクを引きとめた 彼は地面に倒れて泣き叫んだ

Why won't you just let me die
何故俺を死なせてくれないのか
Why won't you just let me die
なんで、俺を死なせてくれないんだ






如何でしたでしょうか。ではちょこっと解説。
まず、この物語の主人公はマイケル・ウィンフィールド。彼は夜のバーで仕事をしていて、ある風の強い日、その仕事が終わった帰り道のところから曲は始まります。

Don't they know he got a lighter in his pocket
彼のポケットにライターがあることなんてアイツらは知らなかった
A matchbook in his sock and a block full of charred skeletons closeted begging to get out
靴下にはマッチ箱、ブロックの中には黒こげたガイコツが外に出たがってる


この部分で主人公が「放火魔」だということに気付ける方は出てくると思います。というか放火魔"だった"ですね。
「彼は以前、放火魔のグループの一員だった。そして放火をしていくに連れ、その時に死んでいった人たちが自分に乗り移ってくるんじゃないかと怖くなってそのグループを抜けた。」
という感じです。

Water hadn't never been a friend
水なんて友達になったことなんてない


この部分で、自分が放火魔であった(水とはかけ離れた存在であった)ということを示唆しています。
そして友達のロナルドとの思い出やクラーク先生とのセラピーを思い出してるときに事件は起こります。

Hold up - where had he seen that car before
ちょっと待て、あの車、どっかで見た事が・・・
Blue Acura dent on the left rear fender
フェンダーの左側がへこんでる青のアキュラだ
Back again the sense of
前にも見たことあるのか
Deja Vu
それとも、デジャヴなのか


見たことのある車が彼の横を走って来ます。おそらく彼が所属していたグループのほかのメンバーの車だったのでしょう。だから見覚えがあるということですね。そして空から灰が落ちてきたところで「この近くで放火があった」ということを確信しています。
では何故、彼はすぐに自分の家に電話したのか?
自分の家が放火されるとすぐに分かったということですね。放火や銀行強盗など、犯罪グループというものはそう簡単に抜け出すことが出来ません。つまり、彼はグループを抜けてから「今度は自分がターゲットになる」と思っていたんでしょう。
そこで彼は、放火された家が自分の家じゃないということを祈りながら全力で走ったと。

Michael is running his house is three blocks away
マイクは走った 自分の家は3ブロック先
Adrenaline compensating for change in age
昔の時のようにアドレナリンが出る
Since the last that he ran it god dammit
最後に出たときは・・・あぁクソが!


最後にアドレナリンが出るほど走ったときは、放火した時だっていうことで、ここでも主人公が放火魔だったということを言及しています。

そして家が見えた。しかし、彼の予想は悲しくも外れていた。

Tears running down his face
涙が彼の顔を流れていく
There's that familiar taste
あぁ、知ってる味だ・・・


涙と灰が混ざった味、何故彼は知っていたのか。
彼が放火魔だった時、放火した後はそこから離れようと全力で走っていきます。そのときの汗と、灰が混ざった味。それに似ていたということなんですね。
そして彼は今まで自分がやってきたことを後悔するとともに、我が子を亡くした悲しみで自らも火のなかに飛び込もうとする。

という、曲です。
clipping.の曲は以前にも話しましたが、中々ノイジーなビートに速いフロウのラップが入るという曲が多いです。今回の曲は、2分という短さにも関わらず、Daveed Diggs のラップのおかげ(?)でしっかりとしたストーリーテリングがされています。後半になると彼のラップもビートのテンポも速まり、分かりやすいストーリーの展開となっています。

いやー、このPVの最後の部分は何回見ても鳥肌が立ちます(笑) 
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